医療事務の派遣 VS 正規職員お得なのはどっち?
医療事務という仕事をするにあたって、本当に長く続けたいのであれば、やはり派遣よりも正規職員を目指した方がいいでしょう(私にはそんな志はないのですが)。これは、最初はどんなにコキ使われようと将来の待遇や給与のアップが期待できるからです。
しかし、派遣ですら就職先を見つけるのが困難な現状の中で、イキナリ正規職員の座をつかみとるのは相当難しいことと思った方がいいでしょう。安い給料で長時間の重労働を強いられがちな派遣という立場である程度の経験と実績を積むことで、正規雇用への道が開けるのではないかと思います。
私の知人の例では、1年で8つ程度の医療機関の面接を受け、その2つで実習のオファーを得たそうです。実習というのは、簡単に言い換えると「無料奉仕」のことで、実習の終了時に「使える」と思わせることができれば、採用のチャンスが巡ってくることもあります。知人はその結果、見事採用を勝ち取ったとのことでした。
そう考えると医療事務の派遣業務というのは、大変ではあるが比較的仕事につきやすい。そして将来、正規職員への採用というステップアップを狙う上で有効な道と割り切るのが正解ではないでしょうか?
その一方で、「なんとなく家計の足しにしたい、家事や育児と両立させたい」という私のようなスタンスで攻めるなら、ゲリラ的に近所の小さな個人診療所を狙ったり、次期限定で募集されているレセプト作成のパートなどを狙っていくという方向性もアリだと思います。
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