医療事務の資格なんて名前だけ? 医療機関ごとの仕事内容の違い
医療事務の資格は、取得していなくても仕事ができるせいか、軽視される傾向があります。個人的には、やはり実際に仕事内容の中で役立つ部分は多いのですが、軽視されるのにはほかにも理由があります。
それは、医療事務の仕事内容自体が勤務先の医療機関によってまったくといっていいほど違ってくるためです。医療事務の仲間うちでは、「勤務先が変われば仕事内容は別の業種」なんて冗談が飛び出すほどです。
資格の取得時に勉強する内容というのは、医療事務という仕事内容の全体の流れだけ。レセプトチェックの際に必要となる薬品の知識などは、例えば内科と歯科ではまったく変わってくるからです。
そうした知識的な面の違いのほかにも、大きな病院でレセプトの入力作業だけを行っていた場合と、個人開業医のもとで受付業務を主に行う場合とでは、まったくの別業種ともいえるほど仕事内容の違いが出るのは想像に難くないと思います。
そうした意味では、場数と経験を踏んだ医療事務員が雇用者側から優遇されるのは理にかなった話だと思います。
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